株式会社窪屋鉄工所・水圧テストポンプ編

　水圧テストポンプ編　

水圧テストポンプというと、とんでもないほどの装置を想像されたかもしれませんが、水圧をかけるポンプと圧力計のシンプルなものです（手動式）
エアータンクなど空気を蓄えるタンクなどの耐圧試験をする時に使用します。なぜ、空圧のタンクを水圧で検査するのかというと。
答えは簡単明快、水圧でなら危険が少ないからです

空圧タンクなどを検査するとき、空圧そのもので検査すると、万一壊れでもしたら圧力にもよるがブォォォーーーーッ！と気体が吹き出します。場合によっては容器がちぎれて飛ぶこともあるでしょう
でも、水圧なら容器が破壊されても、多分プチン程度で済むはずです、勿論容器がちぎれて飛んでくる事もないはずです。水は空気と違って圧縮しても体積がほとんど変わらないからです。
だから普通はこういった圧力容器の試験は水圧でするのです。タンクはあらかじめ水で満たしておきます、勿論エヤー抜きを十分施します
これは手動なのでハンドルを何回か押し下げると圧力計の針が振れ、読みとれば圧力が分かります。

上の写真はあるところから空圧タンクを１台いただいたので（実は取引先のナブコ製造のタンクなのだ、決して盗んで来たのではない。ちゃんとしたルートで弊社にやってきた５０リッターのタンクです）捨てるのも、もったいないので蓄圧タンクとして使ってやろうと思い、継ぎ手部分を改造したので念のため耐圧試験を行ったものです。これでマシニング工場のエヤー蓄圧タンクは合計１２５０リッターになったぞっと！（それがどーしたってかぁ？　どうもしないが・・・）
空圧タンクは大きい方が、コンプレッサーが小刻みに運転することが無くなる（省エネにもなるかな）のと、使用圧力変動がなだらかになるので

上の試験機は最高３．５ＭＰａ（３５Ｋｇf／ｃｍ２）まで加圧試験可能で、値段は１．５万弱位だったと記憶する（１９９２年当時）
メーカー名は株式会社キョーワという会社の製品です

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同じ物、同等品でしたら、お近くの機械工具商、DIY店等でお探しになれば見付かる事でしょう
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